自宅に居ながらリゾート生活の"エブリモーメント・リゾートライフ"

コロナ禍がもたらす大きな生活変化の一つがリモートワークの拡大でしょう。すべての企業が採用したわけではありせんが、一日中自宅でネットに接続されたPCを介して仕事を行うという未曾有の体験は日本の働き手の意識や行動に大きな変化をもたらしました。

リモートワークのメリットの一つは、時間の使い方の自由度が増すことでしょう。通勤は不要となり、打合せのためにデスクと会議室の間を移動する必要もありません。浮いた時間は自分の作業時間に充てることもできますし、自宅という環境を生かして家族や自分のために使うことも可能です。

もちろんデメリットもあります。その代表的なもののひとつとして、仕事とプライベートの境界が曖昧になったことが挙げられます。仕事は必ずしも楽しいものではなく、時にストレスフルなものです。

オフィスワーカーならば、一歩会社をでれば切り替えることができますが、リモートワークの場合はそうはいきません、自分の生活場所に仕事が深く浸透しているので、仕事のストレスから自分を解放することが難しく、自宅の中での日常的なストレスにさらされているのです。

厚生労働省は、将来はリモートワーク、副業・兼業、勤務場所選択など多様な働き方は広がり、物理的な本社機能は縮小、バーチャルな就労スタイルが当たり前になると予測しています。未来の社会では、増加したリモートワーカーたちが、日常的なストレスを解消するために「エブリモーメント・リゾートライフ」を実践しているかもしれません。

「エブリモーメント・リゾートライフ」とは、自宅にいてもリゾート地のような日常的なリラクゼーションを生み出すライフスタイルです。

仕事とプライベートが近接するリモートワーカーにとって、年に一度の休暇でリゾート 地にいったとしてもあまり意味がありません。日々のストレスをその日のうちに解消し、朝起きた時、仕事が終わった時、自分の家でリゾートにいるかのように常に気持ちをリフレッシュ&リラックスできることが重要なのです。

「エブリモーメント・リゾートライフ」を実現するには、いくつか方法があります。自宅の中に寛ぎの空間を作るといった、環境整備は大切です。未来の住宅には、リモートワークの部屋に加えて、南の島、森林、湖沼、温泉地など、工夫を凝らした仕事と離れるための特別な空間が備えられているでしょう。

リモートワークの慢性的なストレス解消には、環境整備に加えて、心身のケアも大切です。その中で今以上に睡眠は重要な要素と捉えられているでしょう。

睡眠の質を高める寝具や食品はさらに発展していますし、個人のバイタルデータを計測し、極上の睡眠を毎日実現するデジタルデバイスも生まれているかもしれません。未來のリモートワーカーにとって、夢の中も一つのリゾート地になっているのかもしれません。

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