事前にリスクを防ぐ「未来予報社会」

現在、天気予報をはじめ、かなり精度高く予測が当たる分野が出てきています。一方で渋滞予測やカーナビの到着時間など、精度が徐々に高まってきている分野もあります。また治療では、発症前あるいは症状が軽い「未病」の段階で治療を行おうという研究が進んでいます。産業においても、ロボットや機械の内部のセンサーが故障の可能性を検知し、事前に部品の交換などをアラートすることを知らせるソリューションが実現されています。

現在拡大しているCOVID-19対策として、スマホの位置データを活用して感染者と接触した場合に事後的にアラートするソリューションの開発が日本でも進んでいます。それを一歩進めて、どのような行動をとったときにどの程度のリスクが起きうるかということを知らせるソリューションができるかもしれません。

今後の予測として

ステージ1.予報の精度がさらに上がる(渋滞予測など)

ステージ2.新しい領域の予報ができるようになる(未病の段階で発がんリスクが分かるなど)

ステージ3.どのようなことをしたときにどのようなことが起こるのかが予測できるようになる(外出した場合のCOVID-19の感染リスクが分かるなど)

といったことが、さらに進んでいくと思われます。

ステージ1から3へと順に実現され、ステージ3はデータとAIがフル活用された究極の段階です。その段階では、①自分や知人・家族、コーチや先生などの誰よりもAIが個人をよく理解し行動をアドバイスできる存在となり、②人間には理解できない“風が吹けば桶屋が儲かる”のような連鎖的な因果関係である「超因果律」に基づいたアドバイスをAIができるようになります。

そういった様々な分野の予測ができるようになり、さらに自分の行動に対して起こりうる事象までわかることができるような社会が「未来予報社会」です。未来では、予報にもとづき事前に発病や事故などのリスクを避けることができるようになるとともに、さらには自分が行動をとった場合にどのような未来が待っているかをバーチャル体験できるなどのサービスが利用できるようになるかもしれません。

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